健康で生きる力をつける講座
2020年11月14日

子供と老人のクスリについて

DIPEx JAPAN 理事長

別府 宏圀 先生

【石垣ROB医療研究所 理事長 石垣 邦彦 先生】

今年も別府先生に来ていただきました。別府先生は日本の宝だと思います。それはどういう意味かと言うと自分を犠牲にして医療はこうあるべきと。薬害にあった方々をどう助けていくかということを長年されてきました。

 

スモン病という病気がありますが、それはキノホルムという整腸剤。腸を整える薬そのものを妊婦が服用するといろんな障害を起こして大変な騒ぎになりました。

それを契機にこれはいかんと、なんとかせないかんということで、東京大学医学部の出身にもかかわらず、出世コースを取り除いてみんなのために動こうと、そういう形でされた非常に日本の良心の塊みたいな人です。今日はその辺りも含めてご講演いただきたいと思います。
別府先生よろしくお願いします。

【DIPEx JAPAN 理事長 別府 宏圀 先生】

よろしくお願いいたします。

今日はお招き頂きましてありがとうございました。毎年1回こうしてここを訪れるわけですけれども。今おっしゃったようなことは全くうそでございまして。本当にちょっと不甲斐ない医者と思って頂いてそれで結構です。

ただですね、ちょうどオリンピックの前ですね、今。今とちょうど同じような頃に医学部を卒業しました。その時にちょうど戸田病とか、釧路病とか。もういろんな所で、全国各地にスモンという変な病気が起こっていました。

 

ともかくあれは神経の病気です。足が動かなくなったり、目が見えなくなったりする病気です。奇病と言われていて、原因が本当に分かりませんでした。

 

新入りの医者っていうのはそういう患者さんと一緒に毎日を過ごさなきゃいけない。原因が分からず、神経の病気ってなかなか治らないので、新入りは何にもできないです。本当に医者というよりは、坊主になったのかと思いながら過ごしていました。

 

あの頃の医者が偉かったのは、その新しい訳の分からない病気を見たときに、一生懸命その特徴を拾い上げていたからです。こういう病気は今までなかった。それは恐らく新しい病気、ウイルスなどの感染症か中毒か欠乏症か、そういうものだと。もう本当にいろんなことに仮説を立てていた時期でした。

 

たまたま私を指導してくれた直属のお医者さんがおりまして、井形先生とおっしゃいますけど。

後にスモンのことでいろいろ研究した結果、鹿児島大学の学長にまでなられました。彼がたまたまあるアルバイトに行っていたら、おしっこが緑色の患者さんを見つけました。

 

実はおしっこが緑というのは、すごくスモンの中での特徴的なことです。みんな口を開けると舌が緑色になっていました。また、便もグリーンでした。その頃は緑膿菌などが緑の色素と関係あるだろうと思っていました。そこで、舌を一生懸命こそぎ落として、その緑を取り出そうとしましたが、なかなか採れないわけです。

 

トヨクラさんっていう教授は、回診があるごとに、この緑は多分なにかきっかけになるだろうと言っておられました。そのときたまたまその井形さんという方がアルバイトに出かけると、そこの病院の患者さんはおしっこが緑だというのです。やっぱり緑のおしっこはびっくりしますよね。

 

そのとき彼は、教授がそういうことを言っていたことを思い出し、おしっこに出て、水に溶けているなら、これは分析すればなんか出てくるぞと考えて、それを東大の「たむら研究室」という薬学部に持っていきました。

 

当時は感染症だという話も多く、全身防御服に固めて分析しました。そしたらなんのことはない、その患者さんの飲んでたキノホルムというお薬とたまたまその人は貧血があって、鉄剤を飲んでいました。そうすると鉄とキノホルムは結び付くとキレイドという形で結び付くと水に溶けます。

そういうことが分かって、みんながっかりしました。

 

なぜかと言うと、スモンはどういう起こり方をするかと言いますと、まず下痢をし、お腹が痛くなる。それから麻痺が出てきて、目が見えなくなる。だからその下痢を止めるのが大事だと思っていました。

 

当時は抗生物質が悪者と思われたわけです。耐性菌ができる菌交代現象って今でもありますよね。だから抗生物質を使わないで、そのキノホルムを抗菌剤、消毒薬として使っていました。戦前これは皮膚にしか塗らなかった薬ですが、それを飲んでもアメーバ赤痢に効くからということで、だんだん広まり、下痢止めとして使い、感染症の薬として使っていたわけです。

 

ですから、病院に来る人みんなにキノホルムを出していました。そのため、患者さんからキノホルムが出てきてもなんの不思議もない。因果関係は気が付かないときは不思議なものですね。

 

そのときに一人だけ新潟大学の有名なツバキ先生という方が、その患者さんをずっと調べて、キノホルムを飲んでいるか、飲んでないか確認したわけです。そしたらみんな飲んでいるわけです。ところが、85パーセント。みんなと言っても、15パーセントは飲んでいなかったわけです。

これはすごい一致率ですよね。しかし、当時の人たちはまだ因果関係は逆だと思っていました。

 

私の同級生が下痢をしているある患者さんを診たとき、当然キノホルムを飲まされていました。

そこで服用を中止しますと、症状が良くなったというのです。

 

彼は仲間と一緒に俺はキノホルムだと思うと、動物実験を行ってみました。

ウサギを利用したところ、ウサギがころころ死んでしまいました。麻痺が出て目が見えなくなれば、それだと言えるけれども、死んでは話になりません。

 

やっぱり違ったと、あきらめてしまったわけです。それから1年もたたないうちに、国は可能性があるなら、やめてみようじゃないかという英断を下したわけです。すると、ぴたっとなくなっていきました。これはどんな実験よりも実証性がありました。

 

そのときつくづく思ったことは、我々が常識に考えることのそこに落とし穴がある。この落とし穴が原因で、日本中に大勢の患者さんが出ています。みんなで大騒ぎして、患者さんの一部は自殺する人もいました。今もそうですけど、コロナで村八分にされたりする人みたいに、誰も寄り付かなくなるわけです。

 

ある程度そういうことがあると実際裁判が始まりました。

因果関係は非常にはっきり証明されたわけです。裁判というものはとても大変なものです。

因果関係があっても、それをみんなが気付かなかったら、それは不可抗力じゃないか。つまり当時の医学水準はその程度だったから、その薬を売った会社も医者も責めるわけにはいかないのではと。

 

そのときの弁護団がすごかったのです。そのときの弁護士さんたちが、一生懸命いろんな本を読み漁りました。もちろん医者も協力しました。そうしているうちに、いろいろ外国では分かっていたことが解りました。

 

ある1人のスウェーデンの小児科が、たった1人の患者さんの目が見えなくなったことに気付いて、それを『ランセット』という非常に有名な雑誌に一連を報告しました。キノホルムというのはこういうことがありますという報告書を出しました。

 

それは日本でこの件が分かる少し前のことです。ということは、日本は予見できたはずだと。そういう報告があったにもかかわらず、会社はそれを認めず、それを隠しておいた。そして国はそれに気が付かなかったというのはやっぱり会社や国の責任じゃないかという。つまり責任論がとても大事です。そういうことを証明するためには、ぜひオーレ・ハンソンというお医者さんに法廷に出てきてほしかったわけです。

 

 

日本の裁判所に出てきてくれれば、しっかりした証言をしてくれる。そこで、行くに当たって手ぶらで行くわけにもいかず、私はその頃は暇を持て余していましたので、そういうお話があったら行ってみたいと思っていたところでした。そこで弁護士さんたちと同行しました。

 

イギリス、スウェーデンなどの幾つかの国を周って、それぞれいろんな発見をしていた人たちがいて、そういう人たちに会ってきました。そんな中、実はオーレ・ハンソンという人は僕よりたった一つだけ年上でした。もう本当に仰天でした。なぜ彼がそれを疑ったかと言うと、実は彼はキノホルムっていう物質、その薬品の化学構造式を見たらしいのです。その構造は何となく怪しいと感じたのでしょう。

 

つまり目が見えなくなる病気が、類似化合でありました。それはあまりにも有名でした。それを見たときに、彼はちょっとこの化学構造式と似ているので、この人にこれをずっと与えるのは危険かもしれないと考えました。そのキノホルムというのは当時何かと言うと、腸性末端皮膚炎という稀な遺伝性の病気で、どういうわけかキノホルムをそれに投与すると改善しました。

 

腸性末端皮膚炎の男の子が外来を訪れたときに、彼は文献からキノホルムで改善すると知った時、その化学構造式を見たら、大丈夫かなと思いました。そんな生まれつき代謝に異常がある病気の人にそれをやって良くなったとしたら、延々と飲まさなきゃいけないわけでしょう。それも本当に安全かどうか疑ったわけです。

 

そこで会社に手紙を出しました。そしたら会社は、「これは腸の中を素通りするだけの薬で、もともと消毒薬です。だから吸収されることはないですよ」と言うわけです。それでも彼は引き下がりませんでした。体の中の異常を治す薬なのに、腸の中を素通りするだけで治るというのはおかしいじゃないかと。それで自分で飲んでみることにしました。飲んでみると、やはりおしっこから出てきました。おしっこは腎臓を通って出てきます。ということは、体内に入っているわけですよね。

 

そのことを論文に書きました。それが『ランセット』に載った論文になったわけです。

もうそれは我々のような日本の医者、特に新米の医者にとっては衝撃でした。我々はどういう教育を受けたかと言うと、葛根湯は何とかに効くとか、何々が何々に効く。病気と症状だけつないでこれはこの薬という教育しか受けてなかったわけです。本当に化学構造式をにらんだ記憶なんてないですよ。

 

その時、我々が受けてきた医学教育は、どこかおかしいなと思いました。それが最初です。

その事件に遭ってから本当にもう目が覚めたという感じでした。それから後なんかいろいろなことがあるごとに、いろんな話を聞いて見てみると、薬って結構怖いと感じるようになりました。でも薬は、一方ではもちろん非常に効きます。特に最近の薬はすごいです。

 

私自身もいろんな病気を持っていますから、必要なときには薬を飲みますけども。あんな一粒の薬を飲んだだけで治ってしまうというのは、近代医学のすごさだと思います。でもそのすごさと安全性を一緒にしては駄目です。出すときいつも疑わなきゃいけない。それがとても大事だと思いました。私が薬のことに関わるようになったきっかけの話です。私も82歳になってみると自分が関わってきたこの仕事って結構面白かったなと思います。自分の考え方とか、生き方を変えてくれたなとすごく思います。

前置きは以上にしまして。本日は、石垣先生から子どもと老人の薬について話してくださいとおっしゃいますが。そんなこと言われましても。そんなすぐにはできません。私小児科じゃありませんから。ですが、皆さんにお話しする内容ですから、そう堅苦しいこと言わないで、いろいろ思いつくものを話してみます。

まず新生児から後期高齢者。私もれっきとした後期高齢者です。なんかこんな言葉は嫌ですね。後期高齢者って言うと、なんかこの次は末期高齢者ですかね。年取ってくると、いろんな所がおかしくなります。それを経験することも、やっぱり医者としてはすごい勉強になりました。いろいろ変わってくるなかで、やっぱり小さい子どもの頃から、これまで薬と体というのは随分関係があるということです。

 

このことをしっかり理解して使用する。用心する。心配する。しかし薬に頼りながら生きている。それが今の我々だと思います。むやみに恐れてほしいわけではありません。むやみに安心してほしくもありません。大切なことは、本当に一つ一つの薬を疑いながら付き合っていくことですね。

 

まず、一般の定義から言うと、生後4週末満が新生児。それから4週から1歳未満が乳児。それから1歳から7歳未満が幼児。これが一般的な定義ですよね。その都度、人間の体は大きく変わってくわけです。

子どもと薬をよく考えてみましょう。こんな特徴があります。実は子どもって免疫力が弱いです。生まれた直後というのは、お母さんからもらった抗体で生きている状態です。徐々に抵抗性を身に付けて、大きくなってくると、しっかり感染を防御する仕組みができます。

 

そういう意味では薬の使い方が大人とかなり違います。決して図体の大きい大人と子どものミニチュアではないわけです。

 

大人のミニチュアが赤ん坊ではありません。また、子どもの状態というのはよく変化しますよね。

そんなこと私が言わなくてもお母さんはみんなご存じだと思いますが、私の息子も小さい頃にちょっとしたことで下痢がというふうにほんの一瞬です。

 

もう1日たったら、もうぐったりとなって、なんかもう頼るのはあなたしかいませんよっていうような顔で見つめられて、本当に心細くなります。それぐらい早いですよね。つまり子どもは水分がとても多いし、すぐ脱水になります。

 

そして自分の状態のことを何も言ってくれません。顔で示したり、ちょっとむずがったりするだけです。

 

免疫に限らず、腎臓も心臓も肝臓も力としては十分に発達していません。

 

薬を与えるときも、大人なら我慢して飲んでくれますが、子どもは我慢してくれませんから、だましながら飲ませる工夫もいりますし。飲ませた後の観察もとても大事ですよね。

 

そしてもう一つ、子どもの誤嚥・誤飲です。この事故はすごく多いです。とても大事なので、誤嚥110番とか、中毒110番は絶対知っておいた方がいいですね。

生まれたままの赤ちゃんというのは、すごく免疫力が弱いわけです。だんだんお母さんからもらった抗体もなくなってきます。それから10歳ぐらいまではとても感染にも弱いです。

 

ちょっとなんかあったらやっぱり早めに医者に行ってほしいです。コロナ騒ぎで小児科に行く患者さんが少なくなったと思いますが。これはちょっと心配のし過ぎだと思います。基本的な心配をしておけば、きちんと用心さえすれば、医療機関にはぜひ必要なとき行ってください。誤ると本当に後で後悔します。そういうことで、まず免疫力が弱いこと。

それから子供は大人のミニチュアじゃないということ。よく聞かれますが、いったい子どもにどれぐらいお薬飲ましたらいいかと。子どもさんに出る薬は、確かに2歳だったらこれぐらいとか。5歳だったらこれぐらいっていう目安が書いてありますけども。必ずしも大人に飲ませる薬は子供に飲ませられるわけではありません。

 

一つ目の理由は、大人の場合は元気な人にまず飲んでもらって、そしてその安全性を確かめてから軽い病気の人に飲んでもらって、どれぐらい治るか、どれぐらい副作用があるかをチェックできる。臨床試験はとても大事なわけです。

 

でも判断力のないお子さんにそれを試験体になってくれということはできませんから。よほどのことがない限りそういう子どもの臨床試験ってなかなか行いにくいです。相当慎重にやります。そういう状況があって、なかなか安全性、有効性を確認できないということです。そうなると大人に出した量を加減しながら、これぐらいなら大丈夫だろうということで。ある意味では当てずっぽうでやらなきゃならないこともあるわけです。

小児の薬用量の計算はこうなっています。我々は50キロぐらいありますけど、5キロの子どもだったら体重10倍だから、10分の1あればいいかなというふうに考えますね。だけど一番大事なのは実は表面積、体表面積です。さいころ、今2倍の大きさのさいころがあるとします。そうするとこれ大きさ、重さからすれば2の3乗ですから。8倍になるわけです。

 

しかし実際は、その重量によって比例するわけではありません。実は面積です。体表面積の倍数ですね。それはなぜかというと、こうだと思います。これが一つ一つの細胞だとすると、薬は細胞の表面から吸収されます。

 

それから腎臓の働きなんかも、言ってみれば面で考えてもいいわけです。その人の大きさのその重量ではなくて、体表面積に比例するというふうに考える。今はそういう計算でされています。

ところがです。これを見てください。男の子だけですけど、平均身長の伸びを見ますと、昭和23年と平成30年と同じ年齢でもこんなに異なります。いか日本人の体格が大きくなったか分かりますよね。そうすると、この調子では今までの小児医療はそのままでいいのか考えてしまいます。昔の5歳と今の5歳と随分違うじゃないかと。

そのときにも、面積で関係するこういう式があります。随分複雑な式です。もうこんな計算なんて私も良くできないし。皆さんだって2乗とか3乗なら分かるけど、0.何乗なんてどうするのって考えますよね。だけど今はありがたいことにコンピューターが全部やってくれます。ですからネットを見るとこんな式だって計算できてしまいます。

 

ただ皆さんが直接心配することはない。これは薬剤師がやってくれますから。非常に太った人とか、非常に痩せた人。子どもの場合これでいいのかなと思ったら、計算をちゃんとしてくれます。ある程度の目安ができるわけです。

 

もちろんそんな機械的ではありません。薬の採用基準とも違いますから。大まかな目安としてこういう計算ができるということ。それだけ知っておいてください。

ここからは学問的な話ではなく、先ほど少しお話ししました誤嚥・誤飲の話です。薬を間違えて飲んでしまう事故って結構多いです。

こんな時の110番もあります。

この話を聞くと驚くと思います。136センチもある高い所に足場を持ってきて、手を伸ばして取ってしまうわけです。そして飲んでしまう。こんな所に置いたら絶対大丈夫と思ったりするかもしれないし、忙しいときにはひょっと置いてしまうかもしれない。これがとんでもない事故を起こすことが結構多いですよ。

これが5歳以下の子どもの誤嚥事故の件数です。これ件数です。6000とか5000とか。日本での毎年の発生率がこんなに増えています。だから皆さんの周りでも絶対起こり得るということです。

特に小さい赤ちゃんがいるおうちは気を付けなきゃいけないということです。

月齢を見ますと、これは誤嚥事故起こした男の子、女の子です。だからこれで見るともう1歳にこれぐらい起こっています。それから2歳、3歳と。

 

こうして見ると、本当に危険はあっちこっちに転がっているということが分かると思います。

ですから小さい赤ちゃんだから絶対こんな所届かない。こんなもの飲むはずないと思っていても、そういうことが現実に起こっているということを肝に銘じてください。

誤飲した薬剤も自分たちのお薬であることもあります。大抵はお子さんのお薬は、お母さんが管理して、時間がぴったりに飲ませるわけですけれども。それを自分で勝手に瓶に手を伸ばして、開けて飲んじゃう。そういう事故もある。それから大人の薬を飲むことも多いですよね。この赤がそうです。

 

子どもの薬がこの青で。大人の薬はこれ。やっぱり一番多いのは1歳、2歳ここらですね。つまり彼らの好奇心というか、精神の発達です。本当に大人がやっていることをみんなマネしますから、思ってもないものを飲んでしまいます。

 

私は昔、小児の病院に少し勤めていた時期ありました。そのときを思い出しますけど。おうちにあるサプリを50錠飲んだというのです。親も病院に飛び込んできました。胃洗浄などを考えましたけど、サプリはどんなものと考えると、サプリメントっていうのが僕は隙間産業だと思います。今経済的に落ち込んでいるから、これなら売れると皆思うわけです。効くか効かないかh関係ないです。要するに効きそうに見えればいい。そういう意味では安全性の証明だけをしておけば、後は効き目に関しては、誰も証明を知りません。そんな薬を50錠飲んでも本当は何でもなかった。

 

しかし、僕はやっぱり心配だったから、薬剤師さんにその成分を知らせて、50錠ってどのぐらいか計算してもらいました。中毒量を超えていないか聞いてみると、なんとこれは薬用量としてもほとんど意味のない量ですと言われました。それぐらいです。だから皆さんももしサプリを飲んでらっしゃる方がいたら、その程度のものが堂々と売られていると思っていただければ、あまり飲まないで済むと思います。

薬の取り出し方も、容器を壊してやることもあれば、かじり取って取り出す子もいる。

普通に蓋を開けて飲むっていうこともあるけれども、非常に熱心です。これは飲んでみたいというその熱意たるや、もう尊敬に値しますね。ですけれども、親としては困ります。

足場を持ってくる子もいれば、足場なしで取る子もいる。0歳から1歳でも足場を持ってきて、そしてその上に乗って取るっていう子もいます。天才ですね。そういうことがあるっていうことを考えると、本当に気を付けなきゃいけません。

一方、どうしてそんな所に薬を置いたか、親の都合を後から聞くと、ちょっと飲むためにそこに置いていたとか。保管場所に戻し忘れていたとか。保管場所に置いていたという人もいます。いろんな条件があるわけです。

 

もう一つ驚くのは向精神薬。どういうわけか多いです。気管支拡張剤・血圧の薬とかはそんなに多くありません。向精神薬なんか飲まれたら本当困ってしまいます。誤って薬を飲まれたら、場合によっては命に関わることもあり得ますので、笑っていられません。

アメリカでは、どれぐらい開けにくくしたら飲めないかということをちょっと調べていました。

そうするとやっぱり開けにくい容器ほど取り出すのになかなか時間かかります。

 

要するに開封しにくい包装にするっていうのはやっぱり大事です。これはメーカーに頼むべきだと思います。そういうことをきちんと考えて、子どもが開けないようにすることが大事です。

ただしこれは中高年の患者さんにとっては、なかなか大変ですよね。これはどっちを立てればいいかっていう話になりますが。どちらかと言うと安全性を考えて、開けにくい容器がいいと思います。

今振り返ってみると、身近にあるものにすぐ手を伸ばす。6カ月から1歳ぐらいまでは、何でも口に入れますからね。ともかく近い所に置いてはいけません。それから1歳、2歳になると好奇心の塊ですから。

高齢者とお薬の話に移ります。

さっきの話は、お子さんの臓器は大人みたいになっていないから、代謝も大変だといいました。逆に言うと、大人でも高齢者になると、心臓も腎臓も肝臓も能力が落ちます。それを間違えないでください。特に脂肪肝になったら結構落ちています。

 

それから免疫力も落ちます。何よりも記憶力や判断力が落ちてきます。私も80歳を過ぎるとつくづく思いますけれども。いろんな意味でお薬の使い方が難しくなっています。

 

それから年を取れば一つか二つ病気持っていますよね。よく厚労省も言うし、薬局の薬剤師さんも多剤投与はいけないって言います。でも、高齢になると二つや三つも病気があって、それに対して数種類のお薬が出たら、すぐに8種類か9種類、10種類になってしまいます。

 

そういうことを考えると、どうすればいいんだろうっていうことになります。何が問題かという、こういう状況はあるけれども、ともかく元気に生きていかなきゃなりません。そういう意味では多剤投与は相当気を付けなきゃいけないと思ってください。

 

私がお年寄りの患者さんにお目にかかって処方するときには、必ず今飲んでいる薬を全部、お薬手帳を持ってきてもらいます。持ってこない方もいますが、お薬手帳はちゃんとどこの病院でも持って行っていただくのがいいと思います。随分重なりもありますので。そういう意味できちんと情報を知った上で治療を受けるっていう姿勢は忘れないでください。

お薬の重要なことについて、4つのファクターがあります。1つ目、どれぐらいよく吸収されるか。2つ目、吸収されたものがどれぐらい体中に分布、運ばれていくか。3つ目、そこで代謝されて、無効な物質に変えられるか。あるいはもっと強力なものに変わるか。つまり代謝が入るわけです。そして4つ目、無効なものに作り替えるか、あるいはおしっこで外に排出するか。

 

そういうこの吸収、分布、代謝、排せつのプロセスが、年を取ってくると変わってきます。例えば腎臓少し悪い方とか、少し下痢をしているとか。そういうことがあったりすると薬って全く変わってきます。入りにくいこともあれば、逆に濃度が上がるってこともあります。

 

何か具合が悪いと思ったら、自分の飲んでいる薬が少し自分に多過ぎるのでは、ということはいつも疑ってください。

よく言われる多剤投与。それから体の機能の低下。この二つが副作用を起こす大きな原因です。多剤投与だと間違えることもありますが、薬同士の喧嘩だったり、強め合ったりする作用が結構複雑です。そういう意味でも医者や薬剤師には自分が今飲んでいる薬を必ず提示してください。それとても大事です。

だから肝臓では代謝するし、腎臓では排出する。そういうプロセスがとても大事だということ。そして、その能力は落ちていくということを忘れないでください。

他にも、認知機能が落ちます。これはいわゆる認知症の薬もそうですし、降圧剤など想像もつかないお薬で、判断力が落ちることがあります。特に神経系に使うお薬は相当用心してください。

 

私のところにも高齢者が睡眠薬をくださいという方がいます。眠れず、何もできないといいます。昔に比べれば随分安全な薬になりましたが、飲んでいるうちにお酒に強くなるように薬に強くなることがあります。すると、飲む量が増えていきます。

 

週に1、2回ぐらい飲むならいいと思いますが、連日同じ量飲んでいたら効力が弱くなり、知らないうちにだんだん量が増えていきます。もっとまずいことは、飲みすぎたと思って急にやめる方が問題ですね。急にやめると、逆に跳ね上がってしまいます。つまり精神を抑えるようなお薬、眠気をもたらすようなお薬は急にやめると興奮し、怒りっぽくなります。ときによっては、とんでもない行動を起こすことがあります。

 

今、抗不安薬、鎮静剤、睡眠剤などに対する被害者は、猛烈に多くなっています。こういうことから、私は薬から遠ざかるためにどうすればいいか指導したり、ガイドラインみたいなものを外国から紹介してもらったりして、日本語に紹介したこともあります。患者さんから寝ているときに電話がかかってくるわけです。患者さんが困っている以上出ないわけにもいかないので対応しています。

 

これは老人ばっかりではなくて、若い方、30代、40代の方でも依存症になるととんでもないことになります。そういう悲惨な例を見ると、精神科のお薬も含めてあまり気軽にどんどん飲まないようにしてほしい。眠れなくなっても大抵横になっているだけで7割ぐらいの休みを取れるわけです。

 

それで例え眠れない、もう昨日は一睡もできなかったっていっても、次の日こっそり病室なんかに眺めに行くと、ぐっすり寝ていますよね。寝ている間、自分の記憶ないですから、寝なかったっていう記憶だけがすごく強烈にあって、それだけを訴えてきます。ですから僕は、眠れずに死んだ人はいませんって最後にいいます。でもそう言うと、こいつ分かってないっていう顔をされます。でも実際はそうです。

 

本当にそんなに心配する必要ないと思います。ただ急激にやめたら突然自殺したりする方もいます。そういう薬に関しては若い人にも注意をしてあげてください。

 

あとは立ち眩みがするとか、腎機能が落ちるとか、あるいは低血糖になるとか、これが老人によく見かける症状です。

ふらつき、転倒、記憶障害、訳の分からないことを言って騒ぎ出すせん妄、逆に非常に沈み込んで何もする気が起きなくなったり、死ぬ死ぬって言ったりすること。食欲低下、便秘、おしっこの障害も結構あります。いろんなことがいろんな薬で起こります。ですから何かいつもよりちょっと調子がおかしくなったら病気と思う前に今飲んでいる薬のせいじゃないかなって疑ってほしいです。

 

薬剤師さんとか、お医者さんに聞いていただければ分かるときにはきちんと分かります。ぜひそういう時に、これは単にいつもの疲れだなんて思わないで、欠かさずチェックしてみてください。

では、きちんと飲むためにはどんな工夫が必要かという話ですね。

 

これはあんまり何種類も飲まないことですね。でもお医者さんが勝手にどんどん出すから、飲まないわけにいかないじゃないかっておっしゃるかも知れませんが。飲んでいる薬をお医者さんに見せてください。そうすると、お医者さんもギョっとすることがあります。

体重が重い方がやっぱり世の中多いです。コロナになってからまた皆さん太ってきていますね。その傾向がある人はちょっと気を付けてください。御覧の通り、私もちょっと太っていますし、前はもっと太っていました。そしたら私は健診センターでお説教するわけですよ。あなたもうちょっと減らしなさいと。全然説得力がありませんよね。

 

それで痩せようと決心したわけです。それでライザップなんてお金がかかりますから行きませんでした。ともかく安いスポーツセンターに入りましたね。とても真面目に通いました。だけど痩せませんね。だって運動で痩せるって無理です。あんなことできるのはボクサーだけです。生活がかかっていますからね。そういうことで、カロリー落としましょう。

 

一般的なことを言うと、標準体重って調べればすぐ出てきます。身長からすぐ割り出せます。身長から割り出した標準体重掛けることの25から30。それがその人の必要カロリーです。それより越えていたらちょっと多過ぎる。それより10パーセント、20パーセント越えていたら、これはちょっとと思ったほうがいいですね。だからそれはぜひチェックしてみてください。

 

そういう状況があったらどっちかっていうとカロリーを抑えることでお願いしたい

ところが、そう言いますと、お肉やめちゃう人がいます。これは脂があるからと。私の所に通ってらっしゃる患者さんのご老人は、たんぱくが低いです。でもきちんと取っている方とそうでない方はまるで体の動きも、頭の動きも違いますよね。やっぱり人間って肉食動物ですよ。大豆でもいいですけれどもね。ともかくたんぱく質が足りないと決していいことありません。

 

だから年に1回ぐらいは、人間ドックなんてこと言いませんから、お近くのお医者さんに行ったときにちょっと定期的なチェックをお願いしますっていうと基本的にはやってくれます。そのときにたんぱくとか、そういうものがどのぐらいなのかチェックしてもらってください。それから糖尿も必要ですね。糖尿系のチェックもしてもらって、ともかく自分の食べるものに関して少し神経質というか注意深くなってほしいと思います。

 

それから自分の好きなことを、楽しいことをやってください。好きなことで体を動かしてください。

これは飲み合わせの問題です。ワルファリンと納豆とか、グレープジュースがいけないよとか。それから一部のものは牛乳なんかがというようなこともあります。そういうのは薬剤師さんが結構よく知っています。

 

疑問があったら聞いてみてください。主治医ももちろん教えてくれると思います。そういう食べ物との相互作用がある。お薬以外に食べ物と相互作用があるっていうことを考えてください。

ここに挙げたようないろんな相互作用がありますけれども、別に自分が飲んでない薬について覚える必要はないです。グレープフルーツはあまりにも有名です。納豆も有名だけれども。このマグロなどとかチーズとかワインがどうこうっていうことになると少し調べないと分かりませんよね。これもネットで調べると結構載っています。インターネットってある意味では非常に便利ですから、ぜひ活用してください。

高血圧って、皆さん一番関係のある病気ですね。私も何人か高血圧の患者さん診ていますけども。高血圧の薬を嫌がる人がいます。お勧めすると、これを一生飲まないといけませんかって言うわけです。そんなことはないです。

 

例えば運動して減量すれば下がります。季節によっていらないときもあります。ですから血圧をみて必要なときだけ飲めばいい。それぐらいの軽い気持ちで、必要なときだけ飲んでください。高いのを放置することのほうがよっぽど害が大きいです。

 

そして、これほどよく使われていて、大勢の人に使われていて、効果も危険性も分析されている薬って他にないです。ですから降圧剤っていうものはどうしてものときは使用をお勧めします。

 

それから最近言われるのは、ときどき短期間に血圧が上がる。それもテレビなんかでもよくやっていますけれども、そういうシュートが起こることは、やっぱり体にとって良くありません。

そういう状況があることはやっぱり気を付けてください。下げ過ぎももちろんよくありません。

 

なぜ年取ってくると血圧が上がってくるか。一つは動脈硬化が進むからです。

もう一つ、頭は一番血液を欲しがっている所、酸素を欲しがっている所です。そこに供給が悪いと良くないので、一番高い所に押し上げるためには、ポンプの圧を上げる必要があります。だから150、160にときどきなることは、ある意味では体は防御反応だと思っていただいて結構です。

 

もちろん、もともとの血圧がありますから、若い頃の血圧と比べて考えてしまいますが。あんまり杓子定規に数字にこだわらないでください。

 

もちろん減塩とか運動。体重減量はすごく効きます。少しでもすると随分下がります。それから相互作用も気を付けてください。

高脂血症です。高脂血症も随分誤解をまねくこと多いですよ。これよく善玉コレステロール、悪玉コレステロールっていう名前を聞きます。

これ日本人のデータですよ。総コレステロールを159から280までの間、死亡率、死ぬ危険性はどれぐらい変わるかっていうと、ほとんど変わりません。よく血管が詰まって脳血管障害、心筋梗塞で死ぬと聞きますよね。

 

確かに260越えると1.6倍、2.6倍って増えます。ところが下げ過ぎても死んでしまいます。

こっちのほうは、癌や感染症による死亡がやっぱり問題です。下げすぎても問題だということです。

総コレステロール。説明しましたけれども、これだけで理解を止めていただくと困ります。

この表を見せます。これはいつも説明します。男と女ってこんなに違います。

この色は死ぬ危険性。こんなに段階があるわけです。男は10歳取るごとに死に向かって一歩一歩歩いていく、すごく真面目な生き物です。自分も含めてかわいそうですね。

 

 

しかし、女性の場合、言葉もないですね。数値にほとんど左右されず元気です。こんな女性に一生懸命コレステロールを下げる薬を飲ませる医者が今もいるのが僕は信じられない。女性のコレステロールについては年取ってからでも大丈夫。60代になっても色一つ変わらないわけです。70になっても黄色。これ同じ生き物だと思いたくないですね。こんなに違います。だから男は50過ぎたら血圧とコレステロールは気を付けましょう。場合によってはお薬使っていただきたいです。でも女性はよくよくのことがない限り飲まないでいいです。

 

もちろんこれは平均的な話ですから。自分の家系をもう一度振り返ってください。うちはがん家系だったかな、血管症がある家系だったかな。それは一つの大きな目安です。周りの中にがんで死んでいる人がいたら、コレステロールは下げ過ぎないようにする必要がある。そういうふうに考えて頂くといいと思います。コレステロールって男と女でこんなに違うということはぜひ頭の中に入れておいてください。

最近はよく言われることが、総コレステロール計算式。善玉コレステロールと悪玉コレステロール。

それを足しただけではなく、中性脂肪の5分の1を加えます。これが式です。その中で一番よく言われることが善玉と悪玉の比率。悪玉コレステロールを善玉で割ったときにこれを2倍以下にしてほしい。1.5以下だったらすごくいいですねって言われます。

 

それからもう一つ。これは私の検診センターでも3、4年前ぐらいから取り入れています。nonHDLコレステロールっていう数字がよく知られるようになります。これは何かと言うと、HDL以外のコレステロール。それをなぜ3年ぐらい前から採用したかと言うと、以前はLDLだけ悪者にしていたわけです。だって悪玉コレステロールっていう名前がもうこいつら犯人に仕立てていいっていうことですから。何か悪いことがあるとみんなこのせいにしていました。ところが最近、LDLは薬で結構下がります。

 

がんがん下げてみても、あまり良くならない人がいました。そこで中性脂肪も加わっているってことに気が付いたわけです。それで両方で見ましょうというふうになりました。nonHDLコレステロールは150以下が基準です。ですから150をちょっと超えるぐらいまではいいとして、これが200とか250なんかになったら、そういう人は大抵中性脂肪が高いです。そういう意味ではその人は少し太らないようにしたほうがいい。

 

もう一つよく言われるのは中性脂肪とHDL、善玉コレステロールの間にはシーソー関係があります。中性脂肪が増えると、善玉が下がってしまいます。そうすると分母が小さくなり、ますます悪い数字になってしまいます。そういう意味で自分のコレステロールは、単なる総コレステロールの数を考えるばかりではいけません。

 

一般的に男性はこのことをよく考えてほしい。4年ぐらい前に女性のコレステロール、特に悪玉に関しては見直しになりました。ですから昔みたいにうるさいことを言わなくなったっていうことはもうご存知だと思います。

非常に原則的なことですが、薬って結局血中濃度で決まるわけです。飲んだ直後は急激に上がります。

 

そしてしばらくたつと下がってくる。一番いいのは間のオレンジにあることが必要なわけです。

一回飲んだだけだと有効域にある期間は限られています。

ですから、一日何回飲むとこういうふうに凸凹はあっても一定の値を保てるわけです。だから、服用する時間はきちんと守ってください。そうでないと結局足りなくって、効果がない。あるいは過剰な場合は副作用ということになります。

あとは、お薬っていうと当然店頭販売薬、オーバー・ザ・カウンタードラックって言って、OTC薬って読みますけれども。要するに薬局で、店頭で売ってもらう、一般の素人の方が自由に飲んでいいお薬があります。

 

それと処方薬。実は使い方を間違えると両方とも問題です。使うときにはきちんと内容を聞いて、そしてあまりテレビなどの広告に惑わされないでください。ともかく今は宣伝の時代です。最初に少し出ましたように、全部言ったら、この中に製薬会社の人もいるかもしれないから申し訳ありません。お一人お一人は良い方です。

 

しかし、薬を作る会社、売る会社はどちらかと言うと今すごく儲かっています。しかも今はなんと我々の手の届かないところで、WHOとか国の厚労省のお役人とか、あるいは専門家集団。そこに猛烈なお金がいっているわけです。別にそれは賄賂とかそういうものでなくても。

 

そういう人たちが一生懸命いろんな善意で配っているのかもしれないけれども、だけど善意の裏にはやっぱり意図があります。やっぱりお薬は儲かる商売です。

今は少なくともそうです。特に最近コロナ騒ぎですごいメーカーの鼻息は荒くなっています。

 

最後にワクチンの話をします。ワクチンって例えば麻疹のワクチンとか、風疹のワクチンが大事なことは分かります。だからやたらと怖がってほしくはありません。しかし、ワクチンは結局諸刃の刃というか、怖い面もあるわけです。ワクチンって何かっていったら、結局ある物質に対する抗体をたくさん摂取することによって、それを抑えようってわけです。

 

ところが人間の体の中の構造の中には、ウイルスと実は重なる部分をたくさん持っているわけです。そもそも我々の遺伝子とかそういう遺伝情報なども実は大昔にウイルスが入ってきたために持っているものがあるから、一致するところがあったって当然です。

 

子宮頸がんワクチン。これの作り方は、中にあるウイルスのDNAを取り出して、外側の殻だけ使って抗体を作ります。この殻に対する抗体を作ればいいという話ですが、その殻の構造の中には人間の体と重なる部分、人間の中の活性のある非常に大事な細胞を担っている物質と構造的に非常に重なる部分がたくさんあるわけです。アジュバントっていうのはどういうものかっていうと、普通にちょっと注射しただけで人間の体ってそんな簡単に抗体はできないです。そこにもう工夫に工夫を重ねて、いろんな物質を入れているわけです。それはもう特許です。企業秘密です。 

 

しかもどういうふうにそれを変えたかもよく分かってない、そういうものを殻と入れれば、それは猛烈な抗体が出てくるわけです。そうしたときに自分の体にとって悪いことが起こらないっていう保証はないわけです。

 

ワクチンっていうのは健康な人に打つものですから、相当に安全性が高まってから打ってください。

 

私はそのコロナのワクチンをそんなに大勢の人に一気に打ってほしくありません。周りを見て、

本当に大丈夫かなって思いながら打ってください。それまではマスクをして、手洗いして、三密避けてください。それでいいと思います。いつの時代もこういうことはありました。

 

スペイン風邪のことを我々は知らないけれども、あの頃の記録を見ると同じようなことがありますよね。

 

人類はそうして生き延びてきましたので、今回もちゃんと生き延びると思います。

そこをうまい具合にやっていきましょう。それが私の最後のエールでございます。

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